【個人事業主】(今の所)法人化しない理由

個人事業主
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利益が800万を超えてくると法人化を視野などと言われますが・・・・

法人化するタイミングってみんな考えるよね

個人事業を営んでいると大体の人が考えるであろう法人化。
検索すると
・利益が800万を超えた頃
・消費税の課税業者になるタイミング
・従業員が増えて社会保険への加入が必要になった時
・取引の関係上、必要に迫られた時
の4つが主に個人事業から法人化するタイミングとして言われていると思います。

私も当初は消費税の課税業者になるタイミングでさっさと法人化しようと思っていました。そうすれば2年間消費税が免除されますしね。

でも現在法人化はしていませんし、今の所する予定もありません

私には法人化は合わない!!と思う

税理士さんに相談した所「消費税の課税を2年逃れる事を理由に法人化はオススメはしません」と言われました。まぁ、法人化すると決算なども面倒になりますしね。
色々と悩みましたが、現時点ではこのまま個人事業で行くつもりでいます。
私が法人化をしない(個人事業のままでいる)理由は下記の通りです。
※私の場合は従業員もおらず身内を専従者にするなどもしていない完全な1人での事業です。従業員がいたり親兄弟などと一緒に事業をしている場合は所得を分散でき、給与所得控除もそれぞれが使えるので話が全く変わってきます。

思ってたような節税にならない

会社の金を自分の金にするのが意外と難しい

よく言われるのが法人税率と所得税の差です。
例えば個人で課税所得が800万だった場合、所得税率が23%で所得税は控除額を引いて約120万です。
これを法人と個人で単純に400万ずつに分けると法人税率が15%、所得税率が20%となります。法人税が60万、個人の所得税が約37万で合計約97万
単純計算ではありますが20万以上差が出てきます。お得に見えます。
しかし、法人に残したお金は私個人のお金ではなく法人のお金です。自分で稼いだお金なのに自由には使えません。仕事に関係する部分でないと使えないお金になります。
車を法人名義で買うなども出来ますが、一人だと会社名義で買ったからと言ってめちゃくちゃお得になるわけでもないのでお得になっても微々たるものです。
元々コンパクトに事業をやっているので、大規模な設備投資の必要もないため法人名義でなにかを買うという予定もありません。
法人だから出来る節税策もありますが、私の場合に効果的な物は無さそうな感じでした。保険を使った節税は最近潰されてますし、出張規定なんかは多少効果ありそうな感じですが。

で、その法人に残したお金を最終的に自分のお金にする方法ですが、単純に法人から自分にお金を移動すると税金がかかってきます。結果的に法人税でお得になった分がパーになるばかりか余分に税金を取られてしまう場合もあります。
最終的には退職金として受け取るというのが退職金控除も使えて節税効果が大きいのですが、問題は退職金控除がうまく使えるのかどうかです。
私は現在iDeCoと小規模企業共済を満額かけています。これら二つは一時金として受け取る場合退職金控除が受けられます。

ただ、iDeCoは前年以前14年内に受けた退職金があれば、退職所得控除の重複分は差し引くという決まりがあり、小規模企業共済と普通の退職金は前年以前5年内に受けた退職金があれば、退職所得控除の重複分は差し引くという決まりがあります。
わかりにくいですが、要は近い時期に他の退職金等を受け取っていると控除額が減るため節税効果が低くなるということです。

退職所得控除を最大限に利用するには、60歳でiDeCoを最初に受け取ったとして5年経ってから小規模企業共済を解約し、退職金があればさらに5年後に事業を畳んで退職金を受け取る。という形になりますが、この形だと最短で会社からの退職金を受け取るのは70歳になります。
仮に超単純ですが45歳から70歳まで毎年400万法人に利益を残したとします。
税金が法人税が60万引かれ他の税金もあるのでざっくり年300万残るとします。
300万x25年=7500万円が会社の利益として残っています。これを全額退職金として自分の懐に入れるとします。
退職金控除は40万×20年+70万×5年=1150万です。
退職金は退職金控除を引いた額からさらに1/2されるので、(7500万-1150)÷2となり、3175万が課税対象となります。3000万を超えると税率は40%です。控除額を計算しても990万ぐらいが税金で取られます。
退職金7500万の約13%です。
利益が800万だった時の個人にかかる所得税は23%でした。
法人と個人に半分ずつ分けた場合、法人が15%個人が20%でした。平均すると17.5%です。23%と17.5%で差は5.5%です。毎年5.5%ずつ節税してたのに退職金をもらう時に13%持っていかれるんです。
1年間で23万円節税でした。23万x25年で575万です。でも、退職金で受け取る時に990万取られる計算になるんです。ちっとも得にならんのです。
会社に残す金と自分の給料にする金の比率を変えれば計算も当然変わってきますが、会社に残す比率を増やすと退職時の税金が増え、自分の給料を増やすと毎年の所得税が増えます。なので比率を変えても結果は大きく変わってきません。
それなら個人事業として毎年自分のお金にして、貯蓄なり投資なりしたほうが良いと言う結論に今は至っています。
※当然、私は税のプロではないので間違ってるかもしれませんので、気になる人は各々調べてください。

年金の負担が増える 健康保険は場合によっては負担が増える

入れる健康保険組合が無いか調べてみよう

年金は法人化すると厚生年金になります。厚生年金は会社と折半ですが、一人法人なら結局自分の金なので払う額が増えるだけです。将来貰える額も増えますが。
月額報酬を減らせば保険料は減りますが、法人の利益が増え自分の懐にお金を移す時の税金が増えますし、貰える年金額も減るのであまり効果的とも思えません。

健康保険に関しては、現在は健康保険組合に加入しているためどれだけ稼ごうとも月額2万数千円で固定です。私の加入している所は法人化したあとも継続できるので、健康保険に関しては負担は増えません。
健康保険組合によっては法人化すると継続できない場合がありますので、その場合は協会けんぽに入る必要があります。大体所得の10%ぐらいが保険料となりますので、健康保険組合の時より大幅な負担増になる場合があります。

消費税2年間免除は魅力ではあるが

2年の消費税免除はでかい・・・・でかいんだけど・・・

私は来年の確定申告から消費税を支払う必要があります。
昨年の業績で計算すると80万円ぐらいの消費税を支払う事になります(今年の方が業績は低くなりそうなので来年払う消費税額はもう少し減ると思われます)。
2年免除されると160万ぐらいお得になります。160万はでかい!
ただ、法人化する事によって増える費用もあります。
決算も個人よりずっと複雑になり税理士報酬が増える場合もあります。
個人の給与計算と税金計算も追加でして頂く必要も生じます。
銀行のネットバンキングも法人だと有料の場合もあります。
当然法人化の際にも費用がかかります。合同会社なら安く済みますが、1人で合同会社にするメリットはあまり無さそうな気もします。
毎年追加でかかる費用を考えるとこれから何十年も事業をしていくとすれば、今の利益規模だと2年の消費税分も殆ど無くなりそうです。

決算が複雑になるということは、もし税務調査が入った際も日数が増えると言うことで、税理士に立ち会いをお願いした場合の費用も増える事になります。

上記の理由で私の場合は法人化してもお得にならないと判断しています

という事で、今の所法人化の予定は無し!

今後気の迷いで結婚したり、事業を大きくしたくなって人を雇ったりすれば変わってくると思います。
稀に会社のルールで個人事業主とは取引出来ないと言われる事もありますが、ホントの一部なのでほとんど影響がありません。


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