【投資】東証の記者会見は素晴らしかった

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10月1日に起きたシステム障害の説明のために当日行われた記者会見

当日に急遽行われた物にも関わらず、不明瞭な回答が無かった

10月1日、終日取引が停止されるという不具合で非難轟々でもおかしくない状況だと思いましたが、東証の記者会見に対しての悪い意見というのはほとんど見られません。
まぁシステムの問題で、システムを作った富士通が悪いんだろ、って思っている方が多いのもあるのかもしれませんが、それにしても大体こういった不祥事で記者会見をすると数々の不満というか対応の不味さが現れるものです。

それが今回の東証の記者会見ではほとんど無いめずらしい記者会見だった用に思います。
それだけあの時点で出来るほぼ最高の対応を東証はしたのではないでしょうか?

具体的には
・質問に対して、「確認中」「調査中」と言う回答が無い
・富士通に対しての損害賠償は考えていないとの発言
・会見に臨んだ各氏の役割分担がきちんとできていた
・なおかつ、経営陣がそれぞれ自分自身の担当分野についてきちんと理解していた

の4点かと思います。

「確認中」「調査中」の回答が無い

他社の会見だと連発されるこのワードが出てこない

セブンペイにしてもドコモ口座にしても、記者会見でどこか他人事のようで「確認中」を連発する記者会見が多いように思います。
会見までの時間が無く実際にわかっていない部分も多いんでしょうが、聞いている身としてはあまり良い気はしないものです。
それが今回の東証は売買停止の決定をしてから約8時間後の会見だったにも関わらず、原因を突き止めあいまいな回答を一切しない会見を行いました。
日本の株式市場を支えている立場として売買停止という状況を起こしてしまった事を会社として実際に大問題だと認識しているからこそのスピード感でしょう。
問題がリアルタイムで続いているにも関わらず、なんの対策も取ろうともしなかったドコモ口座の件とは大違いですね。

システム開発をした富士通に対する損害賠償は求めないとの発言

これは驚きました。相当な損害になっていると思うのですが・・・・

富士通への損害賠償の可能性について質問があった時に、

「現時点では考えておりません」

との回答。普通に考えれば相当な損害賠償を請求しそうな気もしますが、東証サイドはあくまでも

「市場運営者としての責任は私共にある」

としました。
これ、素晴らしいですね。システムに関することは富士通に責任があると思いますが、そこに任せたのは東証であってシステムの不具合で問題が発生した時の責任は東証にある。という事を公の場で明言したわけです。

これ、私達の業界でもあるんですが、下請けが起こしたミスを元請けが対処せずに
「おまえらが起こしたんだからお前らで対処しろ」
みたいな所結構あるんですよね。保険も元請けのではなく自社のを使えとか。そうしたい気持ちもわかりますし、万一そうなったときでも対応できるように私は工事保険も入ってますが、小規模、特に個人でやっている人は工事保険なんて入っていない人がほとんどです。それなりに金かかるんで。
なんていうか、下請けからすると
「上がきちんと守ってくれる」
かどうかって結構大きんですよね。そりゃ事故起こさないのが一番なんですが、どれだけ気をつけていても起きる時は起きるものなんで。
その時の対応で担当の人間性とか会社としての姿勢ってのが見えてくるんですよね。
やたら怒る人や責任を下に押し付けようとする人などなど一杯見てきました。
結局事故が起きた事によって自分の評価が下がるのを恐れているんでしょうね。
そして自分はお前らより上の立場なんやぞ、と見せつけたいって感じでしょうか。
しょっちゅう不注意で事故ってるなら別ですけどね。
事故やトラブルがゼロなんてありえないんだから、そこをいかに上手く関係を壊さず波風建てずに解決するかが腕の見せ所だと思いますが、まず保身に走る人多いんですよね。

まぁ、個人的な想像ですが直接的に損害賠償を請求しないにしても、なんらかのそれに変わるものはあるんだろうと思ってます。
システム増強を無償でやるとか今後のメンテ代が割り引かれるとかetc
お互いが妥協しあえるレベルで且つどちらも後々に負い目を感じない程度のなにかあるんじゃないかぁ、と妄想してます。

役割分担がきちんと出来ていた

それぞれがそれぞれの担当分野に答えるようにきちんと分担されていた

これも素晴らしい。
当たり前の事っぽいですが、これは難しいと思います。
なぜなら先にも書いたが「保身」に走る人が多いから。
なるべく自分の責任にしたくないから答えたくないから。

そして4つ目のポイントになりますが、それぞれが担当分野に明確に回答できる知見がある。というのが本当にすばらしい。

ほとんどの会社の記者会見では、経営陣がその会社の行っている業務に対する専門知識を持っていない、と感じる事が多いです。専門知識とまでいかないレベルの知識ですら持っていないと感じる経営陣も多いです。

実際私が以前勤めていた会社の社長は看板屋なのに全く看板の事わかってませんでした。
経営者にはそんなものは不要。という考えもあるかもしれませんが、私はそうは思っていません。
そもそも自分のやっている業務の内容がわかってもいないのに、その業務にふさわしい経営判断ができるとは思いませんし。
一言で看板とか建築とか言ってもいろいろな種類があってそれぞれにそれぞれのノウハウがあるわけで、戸建住宅ばっかりやってる所に高層ビル建築は無理だし、シートの貼り屋さんにネオン工事は無理なわけです。
それが仕事の事を把握してない経営陣だと、業務拡大のために上記のようなことをしよう・させようとするわけです。
そら下で働いてる人も嫌になりますよ。

自分の勤めている会社の経営陣にこの会見ができるだろうか?

いや、まぁ記者会見するレベルの会社で働いてる人は多くはないでしょうけど

過去にいろいろな不祥事でいろんな会社の経営陣や社長が記者会見やインタビューに答えていますが

「え?こんなのが社長?」

ってのが多々あったように思います。
私はいま会社勤めではないですが、以前勤めていた所の経営陣がなんらかの不祥事で会見をしないといけなくなったら・・・・と想像すると、とても東証の経営陣のような会見を出来るようには思えません。特に一つ前の会社のアホ社長じゃ無理。ちょっと話しただけで何も知らねーな、ってのもろわかりの知識の無さだったから。あんなやつの下であんなやつの稼ぎのために働いてられんかったですわ。

話が逸れてしまった・・・
もし、いまあなたの勤めている会社の経営陣が記者会見をしたと想像して、東証の経営陣までとは言わなくても、それなりにこなせるイメージが沸くのであれば素晴らしい経営陣だと思います。
おそらくほとんど居ないと思いますが・・・・

それほど今回の東証の記者会見は素晴らしいものだったと思います。
サラリーマンなら一度見ておいたほうが良いと思います。先にも書いたように仕事で事故やトラブルはどうしても起きます。その時にどう対応したらいいのか参考になると思います。
youtubeで見れるのでリンク貼っときますので、興味のある方はぜひ。長いけど(´・ω・`)

【ノーカット】 東証、終日売買停止で会見
東京証券取引所は、システム障害によって本日全ての銘柄の取り引きを終日停止した。宮原幸一郎社長らが16:30から記者会見を開き陳謝したうえで「相場情報配信業務や売買監視業務に異常が発生した。これにより相場情報が正確に配信できなくなった」と述べた。#売買停止 #システム障害 #東証  #東京証券取引所 #宮原幸一郎...

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