【映画】フリー・ソロを見ました

映画
スポンサーリンク

フリー・ソロとは?

断崖絶壁を命綱無しで登るクライマーを追ったドキュメンタリー

この映画を知った時にはすでに上映が終わっていて、いつか見たいと思っていました。
命綱も安全装置もなにもつかわず、腰に滑り止めの粉を入れた袋?かご?を付けただけで登っていくのがフリーソロ。当然手や脚が滑って落ちれば即死に繋がります。

山登りの映画だとメルーは見たことありますが、あちらは山頂を目指して何日もかけて命綱を駆使しながら登る登山。命綱もあるとは言え高い山の登山は空気も薄く様々な危険があり命を失う危険と常に隣り合わせです。
フリーソロは断崖絶壁を一人で身一つで命綱を使わずに登る登山。当然、メルーのような登山よりはるかに危険です。てか、これ登山って言っていいの?クライミング?登山とクライミングって同じ意味なのかな?わからん。
一つ間違うと死ぬのが確定している事に挑むというのが私には理解できませんが、ものすごく気になっている映画でした。

感想

これ、やっぱり映画館で見たかったな・・・

中身に関してはあまり書くとこれから見る人にとってネタバレになっちゃうのであまり書かないようにして個人的な感想をメインに。

4/5ぐらいはフリー・ソロに挑戦するまでのドキュメンタリー。実際に登るのは最後の1/5ぐらいです。
美しい自然の映像が多く、やっぱりこれは映画館で見たかったな・・・というのが最初の感想。
特に最後の実際にエル・キャピタンを登っている映像は映画館で見ると何倍もすごかったんだろうな、と思います。
ドキュメンタリー映画としては最高峰と言ってもいい作品じゃないかと思います。ドローンが無ければこんな映像も撮れなかったんだろうな、と思うと技術の進歩って素晴らしいですね。
人がこんな事できるんだ、というまぁ正直やる必要があるのか?と思える事ですが、人類の偉業を記録した物として見る価値は十分にある作品だと思います。

登る本人の心境もそうですが、一つ間違うと命を失う事に挑戦する人を恋人に持つ女性の心境、同じく友人を失うかもしれない挑戦を映像に残す仲間の心境を想像すると胸が苦しくなります。
映像作品として挑戦に成功して残っているというのがわかっている私が考えても胸が締め付けられるんですから、リアルタイムでホントに数秒後どうなるかわからない状況に居合わせた人の心境はどれだけのものだったんでしょう・・・
挑戦前の練習では何度も失敗しています。当然練習時は命綱を付けていますから命の危険は少ないわけですが、もし本番で同じ事が起きれば死んじゃうわけです。
スタッフは練習時の失敗を見ているわけで、その失敗した場所を通過するときの気持ちはおそらく私なんかが想像も出来ない種類とレベルの物なんだろうなと思います。

私も看板屋という仕事上、高所での仕事があります。安全帯を使えと言われます。
高所作業車で4方が囲まれた箱の中に入っている時でも安全帯を使えと言われますし、足場でネットで囲われていても言われます。
直接的に知っている人では今までいないですが、同業で高所から落下して亡くなった人もいます。
そんな状況で仕事をしている身からすると、断崖絶壁を命綱なしで登るとかやべぇ・・・としか思えない。それも1~2センチあるかないかの突起を頼りに進んでいく。信じられねぇ・・・
体力・気力・筋力、どれをとっても常人にはとても出来ない偉業。
はしごを20mぐらい登るだけでも結構な体力と筋力を消耗します。垂直に登ると言うのはやってみると想像以上にきついです。
それを岩肌に張り付いて約1キロ。わけがわからない。そしてそれに挑戦するという考えがさらにわけがわからない。

一つだけネタバレになりますが、MRIで脳を調べるシーンがあります。
その結果、扁桃体の活動が鈍い事がわかります。扁桃体は恐怖とも関係があり、ここが完全に機能しなくなると恐怖を感じなくなるそうです。その部位の機能が鈍いということはやはり恐怖に関する感覚が常人とは違うんでしょうね。
鳶職の方も一つ間違えば死ぬような場所で仕事をしますが、ああいう人たちも扁桃体の機能が鈍いのかもしれませんね。

しかし、ホントに同じ人類が達成したとは思えない内容です。
1キロ近くのほぼ垂直の登坂を素手で4時間ほどで達成ですからね。凄いとしか言いようがありません。
一度は見てほしいおすすめのドキュメンタリー映画です。

普段の仕事にも通じるものがあるかも

命がかかってるので当然ですが、前準備がすごい

一つ間違うと命を落とすので当然の事ですが、何度も同じルートを練習しここはこうここはこうなるからこうとシミュレーションを重ねてチャレンジしていきます。
私達の仕事も、一つ一つの作業の積み重ねでこれをこうしたらこうなるから次はこうしてああして、とか人をここにこう配置してこうやったらこうなるから何人必要で・・・と言った事前のシミュレーションは大事だと思います。それによって現場作業もスムーズに進んで職人さんの負担も減りますし、コスト削減にも繋がります。
ところが実際にはいきあたりばったりで仕事する人がものすごく多いのが現状です。
仕事の依頼があって、私が気になる点を質疑として出しても把握していない担当がほとんどです。
そうなると現場でその場その場で対応しなくてはならず、時間もコストもかかってきます。
当然その場で対応できるのも能力の内なのですが、そこは最後の砦です。発揮せずに済むならその方がいい能力です。
ですが、多くの人は「どうにかなるから」で前準備をしっかりしないんですよね。
この道具があれば・この材料があれば、って事が多いんです。その場で他の道具なり材料を加工して対応できる場合がほとんどですが、それだと時間はかかるし仕上がりもちょっと落ちたものになったりします。

さすがにフリー・ソロほど時間をかけて前準備なんてのは無理ですが、ほんの少し前準備に時間を書けることでトータルの時間を大きく減らせる事は多いです。
特に工事関係では、たった一つの工具があるかないか、たった一つの材料を作って持ってきてるかどうかで大きく変わると思います。
ここを気にしてくれる客先の仕事は気持ち良く仕事できますし、多少無理を言われても協力させて頂こうと言う気になります。
結果的に誰も損をしないんですよね。仕上がりも良く、早く終わってみんな気持ち良い。
私自身もこの部分は心がけて行きたいと思っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました