【政治】大阪都構想で維新はなぜ負けたのか

政治
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11月1日の住民投票で維新の会の勧めるいわゆる「大阪都構想」が反対多数で否決されました

私は、大阪市民ではありませんが・・・

私は現在は大阪市民ではありませんが、元々は大阪市民でしたし現在も大阪府民なので関心を持ってみていました。
ただ「大阪都構想」と言われていますが今回の住民投票は「大阪市を4つの特別区に再編する」というものであって「大阪都を作る」と言うものでは無かったんですよね。
その辺りからすでにわかりにくさが先行してしまっていたように思います。

結果、わずか1%ちょっと、17000票ぐらいの差で反対多数となりました。
少し前までは事前調査で賛成が多かったのですが、投票日が近づくに連れ差がなくなり直近の調査では反対派が優勢な状況でした。
なぜこうなったのでしょうか?

とにかくわかりにくい

メリットも本当にそうなるのか、デメリットはなにかがわかりにくい

マスメディアで賛成に投じた人、反対に投じた人に理由を聞いていたりしますが、そのどれを聞いてもきちんと内容を理解して票を投じたと思えるものが一つもないんですよね。
「大阪市が無くなるのが嫌」
とか
「吉村知事のコロナ対応を評価するから」
などで、今回の本来の争点であるはずの「大阪市を4つの特別区にして大阪を良くする」と言う事を理由にしている人がほとんどいないんですよね。

正直、私も4つの特別区に再編することのメリットがまったくわかりません。
「無駄が無くなって住民サービスも良くなる」
と謳ってはいますが、具体的になぜ無駄が無くなるのか、どういう理由で住民サービスが良くなるのか、が全くと言っていいほど伝わって来ませんでした。

逆にデメリットに関しては、私が今パッと思いつくだけでも
・システム移管でお金がかかる
・庁舎移転や新設にお金がかかる
・庁舎が移転する事で職員によっては通勤が大きな負担になり、退職する人もいるかもしれない
・上記の理由で人が減った場合、補充ができるのかどうか
・現在各区にある区役所で出来る手続きが遠方まで行かないと出来なくなるのではないか
・大阪市の財源の一部が府に持っていかれて予算が減るが本当に住民サービスが維持されるのか
これだけ出てきます。もう少し考えればまだ出てくるでしょう。

結局、維新の会はこの不安を払拭できるだけの具体的な根拠を示せなかった。これが敗因だと思います。それは投票日が近づくに連れて反対派が増えていったことからもわかります。
賛成だった人は、具体的な理由を求めていたと思うんですが最後までそこが出てこない。それで本当に住民サービスが低下しないのか?という不安が消せなくなり、悪くなるかも知れないなら・・・・と言うことで反対票を投じたんだと思います。
私は今回は投票権がありませんがまさにこの形です。当初は賛成でした。
なんらかの形で大阪市を変えていく必要がある。とは思っていても、今回の都構想がそれにふさわしい方法なのだろうか?と。大阪市に限って言えば良くならないんじゃないか?
そう思うようになりました。

男性票はほぼ拮抗で少し反対が多い程度。女性票に関しては明確に反対票が多かったです。
これは女性のほうが子育てに直接的に関わる事が多く、住民サービスの低下をストレートに受けるからだと思います。育児に関するサービスが低下する不安が払拭できなかったのではないかと推測します。
もう今の時代、さすがに具体的な根拠もなく口だけで政治家の言う事を信じる人は相当少なくなっているでしょう。
いまだに「トラスト・ミー」や「腹案がある」程度の言葉を信じる奴がいたら、付き合いやめたほうがいいレベルでやばいでしょう。

正直、賛成派と反対派の顔ぶれを見れば、賛成派が楽勝しそうなメンツだったと思います。
固定票の多い公明党が賛成に回り、悪名高い大阪自民が反対、それに加えて山本太郎などマイナス要素にしかならないようなメンツが反対を表明。
これだけの要素がありながら今回も反対が多数だったというのは、それだけ変化を起こすと言うのが難しいと言うことでもありますが、維新の戦略ミスもあったように思います。
公明党も山口代表が大阪入りしたにも関わらず賛成票を投じたのは約半分でした。選挙に関する票読みが恐ろしいほど正確な公明党が、党が賛成なのに反対票がこんなにあるというは異例じゃないでしょうか?
それだけ大阪都構想を疑問に思っている人に対するわかりやすく具体的な説明を維新はできてなかったということでしょう。

松井市長の任期全う後の政界引退は潔いと思う

政治家としては潔くて良いとは思う反面、勿体ない気もする

松井大阪市長は、自分たちの掲げた一丁目一番地の政策が住民投票で反対多数となったことで、自分の政治家としてのけじめをきちんとつけて、任期を全うして政界を引退すると表明しました。
これは以前から言っていた事なので、驚きはありませんがきちんと自分の口で言ったことを守るという点だけで評価に値するように思います。
ただまだ年齢的にもやれるでしょうし、吉村知事も若いですし残って支えてあげても良かったのでは?とも思いますね。まぁ、形としては政界を引退しても影で支える形になるんだ思いますが。
民主党政権時代なんてみんな口だけで何一つ言ったことをできてないのに未だにのうのうと政治家やってますからね。それに比べると政治家として真っ当で素晴らしいとは思いますね。
まぁこれは当選させる国民の方に大きな問題があると思いますけど。

吉村知事は任期全う後については任期満了が近づいてから、と言っていましたが、松井代表の後釜になる可能性が高いんでしょうね。今の所、他に代わりいなさそうだし。

今後維新がどういう風になっていくのかは気になりますね。
これをきっかけに勢力が弱くなって消えてしまうのか、盛り返して頑張っていくのか。
まもとな野党がいない状態なので頑張って欲しいんですけどね・・・・

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