【個人事業主】固定費はレバレッジをかけるという事なのでは?

個人事業主
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今回の新型コロナで再認識したけども

やっぱり固定費はリスクなんだな、と

新型コロナの影響で売上が減って苦しんでる所は多いと思いますが、特に固定費がかかる商売をしている所は厳しいのではないでしょうか?
幸い私は固定費が極力かからない体制で商売をしているので、売上がなければ収入が無いだけで固定費による支出というものがほとんどありません。つまり、売上が0でも赤字幅が極力少なくて済むんですね。
ただその代わりに外注に頼らないと対応できない部分も大きく、利益率の低下につながってもいます。

以前にも書いていますが、私は工場を持っておらず(借りてもいない)自宅のガレージを倉庫代わりにそこで出来る範囲の加工は自分でする、と言った感じで商売をしています。
なので少し大きいものや量が多いものになると対応できず、外注頼みになるため値段が合わない・受注できても薄利という形になっています。
そういった体制のためめちゃくちゃ儲かるという事は難しい形となっています。

投資でよく言うリスクとリターンみたいなもんだと思う

固定費=リスク 利益=リターンという事

投資をしている人なら、リスクとリターンと言う言葉は聞いた事があると思います。
投資の世界で言うリスクとは「収益と損失の振れ幅が大きい」という事で、リターンは儲け(収益)のことです。
一般的にはリスクを取るとリターンが大きくなると言われています。
ハイリスクハイリターンってヤツですね。
商売で言う固定費はこれのリターンに当たるものだ、と思っています。

たとえば、私は工場を持ってないし借りてもいません。人も雇っていません。
つまり「リスクを取っていない」状態です。
そのため収入も大儲けは出来ませんが、上手く行かなかった時の損失も限定的です。

仮に工場を借りて人も雇ったとしましょう。
工場を借りるにはちょっとしたものでも数十万かかります。仮に20万としましょう。
そうすると毎月20万円は出ていきますが、これまで外注していた物を自分で作ったり、自社で扱えなかった大きさの物が自社で扱えるようになります。その結果外注費や受注漏れが減り、月の利益が20万円以上増加するのであればリターンが増えます。
人を1人雇って月30万かかったとしましょう。月25日稼働したとして1日辺り1.2万円。もし人を雇っておらず、外注の職人さんに2.5万円でお願いして62.5万円。なんと32.5万円も利益が増えます。
ただ、これはそれだけ仕事があれば・・・・の話です。
工場を借りてもその結果家賃代以上の利益増がなければマイナスですし、人を雇っても仕事が無い日があれば1日辺り1.2万円のマイナスになるわけです。

仕事が多くなればなるほどリターンが増える。でも仕事がない時の損失も増える。結果、大儲けもできるかもしれないし、大赤字をぶっこく可能性もある。
それが「固定費をかける」という事なんだと思っています。

人を増やす・営業所(工場)を増やすと言うのは投資で言うレバレッジをかけるなのでは?

FXでよく聞く言葉ですね

FXでよく言われるレバレッジ。株取引でも信用取引している場合は関係してくるかと思います。
レバレッジは「てこ」という意味で手持ち資金以上の金額の取引を出来るようにするものです。
レバレッジ10倍であれば、10万円の手持ち資金で100万円の取引ができます。
1割儲けた時に、10万円だと1万円の儲けですが100万円だと10万儲かります。
ただもちろん損をした時も損失10倍になります。これがレバレッジです。

商売でも営業所を増やすとか人員を増やすってのは、レバレッジをかけるようなもんだと思っています。儲かるときはでっかく、損する時もでっかく。
大企業などは儲かってるときはすんごくでっかく儲かりますが、ちょっと上手くいかなくなると大赤字出したりしますよね。利益の幅も億単位で簡単に動くのが大企業様です。
事業規模が大きく事務所の数も従業員の数も多いため、レバレッジがかかりまさに「リスクが大きい」状態です。
銀座など繁華街の家賃が高いのはリスクが高い分上手く行けばリターンも大きいですよ、って事ですよね。

なので、リーマンショックや新型コロナみたいな事があるとすんごい額の赤字でるんですよね。
でも、ホントの大企業は良いです。良い時の蓄えがあるから潰れませんので。
問題は身の丈に合わないリスクを取っている会社です。
不要なのに自社ビル建てたり、不要に高い土地に事務所借りてるとかそういうやつですね。ハイリスクミドルリターンorローリターンな事やってると一発でアウトです。
ぶっちゃけ多くの飲食店はこれに当てはまると思ってます。

個人的には飲食店はハイリスク・ローリターンの商売だと思ってる

家賃はかかるし従業員も大体の場合はいるし、設備もかかる

リスクが高くなる要因としては

・固定費(家賃・人件費)がかかる
・仕入れがかかる
・設備投資がかかる
・売上に上限がある(=利益に上限がある)
・薄利多売

ではないかと思います。これらに該当するのが飲食店だと思います。飲食店は料理を提供するという誰でもイメージ出来る内容から自分で商売をしようと言う時に選ばれやすいものかと思いますが、リスクとリターンのバランスが取れていない商売だと思っています。

飲食店はほとんどの場合営業する店舗が必要になります。つまり家賃がかかる。移動店舗の場合でもキッチンカーのレンタル代か設備投資が必要になります。
1人で作って1人で接客だとさばける数が少なすぎるので人を雇う必要性もあります。
調理するための機器もいるし、食材保存のための冷蔵庫等も必要です。
そして食材を前もって仕入れる必要があるため、売上が立つ前にかならず出費が発生するためキャッシュフローもよろしくない。さらに食材にはロスと言うものも付きまといます。
加えて基本的には単価が安く薄利多売。よっぽどの高級店でないと客単価何万円とかにはならず、1000円や2000円の単価。客一人あたりの粗利が数百円です。
ついでに客席数や1食辺りの作成時間などで売上の限界もあるため、ある月で出たマイナスを他の月で取り返すのも厳しいものがあります。

今回コロナで飲食店が厳しい厳しいと言われていますが、つまりは商売としてリスクが大きいんですよね。単純にリスクが大きいと言うより「利益の上振れより損失の下振れの幅が大きい」商売だと思います。
もちろん飲食店で儲かっている人もたくさんいらっしゃいますし、飲食店全てがダメなわけではありません。私も当然飲食店を良く利用させて貰ってますし、無いと困る商売です。
ただ、飲食店のキャッシュフローは良くない事が多く、数ヶ月赤字だと持たないと言われるのは結局の所「リスクを取りすぎている」商売だからではないか?と思っています。

他にはホテルなんかもリスクの方が大きい業界の様に思います。
見た目からして固定費かかりまくってますし、部屋数に限りがあるから売上の上限がある。コロナ禍のように売上がほとんどない月が出てしまうと、それを取り戻すにも売上の上限がある商売なだけに取り返すのに時間がかかっちゃいますしね。

じゃぁ看板屋はどうなの?

看板屋も似たようなもんちゃうの?って話ですが

当てはまる部分もありますが、当てはまらない部分もあります。

固定費は私みたいなやり方だとかかりませんが、多くの場合工場を持って人を雇うのでかかります。

仕入れに関しては、基本的には受注生産なので多少の基本部材の在庫はあったとしても事前にお金をかけて準備しとくって事は不要ですね。仮に事前に仕入れたとしても腐るものでもないしロスの可能性は低く、いずれ売上につながります。

設備投資もそれぞれですね。自社できっちり色んなものを作ろうとするとそれなりにかかります。私なんかは設備投資なんて充電工具ぐらいのもんですけど。車も必要ですが私はプライベートと兼用でしてます。

売上の上限はありません。厳密に言えば1人でやれる限界はあるのかもしれませんけど、仕事の規模が大きくなれば売上もあがるので、客数や席数による上限みたいなものはありません。

薄利多売ではありません。というか、看板屋で薄利多売なんてやってたら身体持たない。案件によっては数日の工事1件で1ヶ月の利益確保なんて事もありえます。大規模な屋上広告塔なんかだと、工期も長いですが数カ月分の利益を確保なんて事もある話です。

利益の上限も理屈上はありません。自分は日当仕事行って、他の現場を外注にお願いしてそこでも利益を確保という事が可能です。

正直、仕事さえ確保できればそこそこの額なら稼ぎやすい業界のようには思いますね。
ただ看板屋の社員さんは給料水準低い事が多いんですけどね。
上手く行ってる会社でも、あくまでも儲かるのはオーナーorオーナー一族ってのはどの商売でも同じって事ですね。

やっぱり私はローリスクローリターンで

元来保守的なんでリスクは取らずに

つまり何が言いたいの?って事ですが、私はあくまでもローリスクで行きます。
というか、ローリスクミドルリターンでやれていると思っています。
仮に売上ゼロでも出ていくお金はほぼ生活費として実際に使うお金だけ。
休みも自由にとれて労働時間も会社員時代より激減。
そして今年は微妙なラインながらも昨年一昨年は40代で7~8%と言われている年収1000万をクリア。
我ながら今の所は順調にできているな、と思っています。

これ以上稼ぐにはリスクを取る必要があると思っていますが、元々物欲も無いし結婚する気も無いのでリスクを取ってまで稼ごうとする必要性を全く感じていません。
正直5月以降、新型コロナの影響は受けました。ですがリスクを取っていなかったため、売上が落ちても利益はそこまで落ちずに済んでいます。
12月はもしかしたら看板屋人生の中で一番仕事が暇な12月じゃないか?ってぐらい暇な予定なので来年度が心配ではありますが・・・・

稼ぎたい人はリスクを取って、そうじゃない人はリスクを取らずに商売しましょう( ´ ▽ ` )ノ

そう言えば、インテルって社是が「リスクテイク」らしいですね。他にもアメリカの大企業はベンチャー時代に、リスクテイクを社是にしないまでもリスクを取る事を良しとする風潮があった所が多いみたいですね。現在進行系で「ある」のかもしれませんが。
そうやって考えると私の「リスクを取らずにのんびりミドルリターン」ってものすごく日本人的なのかも知れないなぁ。


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