【看板】看板の点検

看板
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看板の点検の必要性

一部の軽微な看板を除き、看板は定期的な点検が必要です。
屋外広告物の継続申請の際に点検結果報告書と言う物を添付する必要があります。自治体によって書式や内容は様々ですが、有資格者が点検報告をするという形になっています。
実際には高い位置にある看板でも地上からの目視点検程度で外観写真を撮影して申請という事も多いです。
役所への継続申請書類に看板内部の状況の写真などは必要ないのと、看板内部まで確認しての点検だと費用がかかる事も理由の1つだと思います。

ですが、特に高い位置に設置されている看板は万一落下等が起きると大変な事故につながりかねません。
2015年に北海道のかに料理屋の看板が落下し女性の頭を直撃した事故がありました。
この事故はニュースでも大々的に取り上げられ、この時を境にこれまであまり点検をしてこなかった看板も定期的に点検を行う所が増えました。

実際、ここ数年で点検の仕事はものすごく増えています。多くは屋外広告物の継続申請に合わせて点検を行っていますが、大規模なチェーン店ですと年間何百件もの継続申請があります。それらが全て点検されるのですから、かなりのマンパワーと費用と時間が必要です。
看板の点検を前面に押し出して営業をしている看板屋もあります。
看板屋からすると、点検の仕事を頂けた上に点検の結果悪い所が見つかればその修理でまた仕事が発生すると言うありがたい流れになっています。
ただ、点検というのは費用を払う企業側からすれば自社の売上などに繋がらない経費になるので、単価が安い事も多いのが実情です。

点検の方法

点検の方法は、大きく分けて2種類です。

  • 目視点検
  • 触診点検

目視点検

その名の通り目視で状況を確認します。
外から見てわかるほどの劣化であればわかりますが、当然看板内部はわからないので安全点検としてはほとんど効果がありません。
設置して間もない看板の場合や直近でなんらかのメンテナンスや工事をしていた場合に限り採用する点検方法かと思います。

触診点検

実際に看板を触って確認します。
高所にある看板だと高所作業車や足場等の費用もかかりますが、安全のためには必要なコストだと思って下さい。
一言で触診と言っても様々な方法があります。

  1. 看板を揺らして異常が無いか確認する
  2. 取付している部分のボルト等が緩んでいないかどうか確認する
  3. 表示面やカバーを外し、内部の確認を行う
  4. 肉厚計を持ちいて鉄骨の厚みが腐食によって薄くなっていないか確かめる
  5. アンカーの引き抜き調査を行う
  6. 視認出来ない部分をファイバースコープ等で確認する

などです。
アンカーの引き抜き調査や肉厚計による調査、ファイバースコープによる調査はコストがかかるため、あまり行われていません。
設置して2~3年経っている看板であれば、少なくとも2までは行って欲しいところです。
それ以降であれば広告物の継続申請の時に3までは行いたいところです。

設置して10年ほど経っていれば、それまでの点検結果の内容にもよりますが4~6のより詳細な点検を行う事も検討する必要があるかと思います。

点検結果は残しておきましょう

点検の結果は紙でもPDFでもいいので残しておいて下さい。出来れば写真も残しておいて下さい。
次回の点検時に前はどうだったのか、前回とくらべてどのぐらい悪化しているのかがわかり、劣化の進行具合がわかります。次の点検時期まで問題なさそうなのか次回まで待つと危なそうなのか等の判断材料になります。

緊急時のためにも看板屋との付き合いを作っておきましょう

近年は大型の台風の上陸が増えています。風が強いと看板が壊れる可能性が増します。
2~3年に一度でも定期的に点検の仕事を依頼していれば、台風などで看板が壊れたり危ない状態になった時も看板屋さんに頼みやすくなります。
看板屋の方も台風などの被害が多く出た時は、常日頃から付き合いのあるお客さんの看板の対応で手一杯になります。
そんな時にこれまで全く付き合いの無い所から話が来ても、とても対応できる状況ではないので断る事が多くなります。過去に何度かでもお付き合いがある所からの依頼であれば、人の心理的に全く知らない所では無いので断りにくく、なんとかしようとしてくれる場合が多いと思います。

まとめ

点検にはコストがかかりますが万一の事故があると人命にも関わる大きな事故となりかねません。
被害にあってしまった人の人生はもちろんですが、会社も会社の従業員の人生にも影響します。
自分のためにも他の人のためにも2~3年に一度は点検を行うようにして欲しいです。

点検の結果急を要する不具合では無かったとしても、早目に補修工事をしたほうが結果的に工事費が安くなることが多いです。
まだ大丈夫だろう、で置いておくと次の数年後の点検の際に看板をまるごと取替ないといけないレベルにまで悪化してしまっている事もあります。

点検は看板を設置している者の義務だと思って頂ければと思います。




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