【本】FACTFULLNESS(ファクトフルネス)

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FACTFULLNESSの作者は?

ハンス・ロスリングというスウェーデン生まれの人が書かれた本です。
このハンス・ロスリングという人はすごい人で世界保健機関(WHO)やユニセフを筆頭にいくつもの国際援助機関のアドバイザーを勤めスウェーデンで国境なき医師団を立ち上げた方です。
2012年にはタイム誌が選ぶ世界で最も影響力の大きな100人に選ばれた事もあります。

本の内容

この本はあのビル・ゲイツが絶賛している本としても有名で2018年にアメリカの大学を卒業した人の中で希望者にこの本をプレゼントした、という話があります。条件を満たせば本がダウンロード出来たようです。

内容は簡単に言うと

如何に人は思い込みで世界を見ているか

です。どういう事?と思ってしまうと思いますが、この本の前書きで13問のクイズがあります。
その内の2つほどを紹介してみましょう。

問題1
自然災害で毎年亡くなる人の数は過去100年でどう変化したでしょう?

A:2倍以上になった
B:あまり変わっていない
C:半分以下になった

問題2
世界中の30歳男性は平均10年間の学校教育を受けています。同じ年の女性は平均何年間学校教育を受けているでしょう?

A:9年
B:6年
C:3年

答えは問題1がC、問題2がAです。
如何でしたか?正解しましたか?

間違えた人も安心して下さい。正解率は10%前後しかありません。
多くの人が世界の真実だと思い込んでいる事が実は大間違いなんですね。

2017年に14カ国12000人にオンライン調査をした結果では、13問全問正解者は一人もいなかったそうです。
ノーベル賞受賞者や著名な科学者、投資銀行のエリートやジャーナリスト、色々な人を対象に行なっても多くの問題を間違えるそうです。

仮にこのクイズをチンパンジーに出したとしたら三択なので正解率は理屈では33%になりますが、人間は平均するとチンパンジー以下の正解率になるという恐ろしい結果になりました。

ではなぜこのような事が起きるのか?それを著者は

人には物事をドラマチックに見てしまう本能があるから

だと言っています。
つまり、環境や貧困などの問題について考える時にデータではなく頭の中で構築されるドラマに影響されてしまうという事です。
問題1として引用させて頂いたもので説明すると、実際には自然災害で亡くなっている人は減っているのに、ニュース等で地震や台風で大変な事になっている映像を見ることで、最近は自然災害が多くて亡くなる人が増えている。と思い込んでしまう状態の事です。

データを見れば違う事がわかるのですが、ほとんどの人はデータを見ずに自分の脳内で作り出したドラマの感覚で判断してしまいます。

思い込みの種類

思い込みの種類を10種類に分けて書かれています。

  1. 分断本能 世界は分断されていると言う思い込み
  2. ネガティブ本能 世界はどんどん悪くなっているという思い込み
  3. 直線本能 世界の人口はひたすら増え続けるという思い込み
  4. 恐怖本能 危険でないことを恐ろしいと考えてしまう思い込み
  5. 過大視本能 目の前の数字が一番重要だという思い込み
  6. パターン化本能 ひとつのレイがすべてに当てはまるという思い込み
  7. 宿命本能 すべては予め決まっているという思い込み
  8. 単純化本能 世界は1つの切り口で理解できるという思い込み
  9. 犯人探し本能 誰かを責めれば物事は解決するという思い込み
  10. 焦り本能 いますぐ手を打たないと大変なことになるという思い込み

ここでは詳しくは説明しませんが、なんとなくイメージできる物も多いかと思います。

なぜこの本を紹介しようと思ったか

それは新型コロナに付きます。
まさにこれこそ著者のいう

人には物事をドラマチックに見てしまう本能があるから

ではないかと思います。
もちろん新型コロナは危険ですし気を付けないといけないものだと思います。
ですが、インフルエンザは日本で毎年1万人、世界では50万人が亡くなっています。ものすごい危険ですよね?
でもインフルエンザで亡くなったからってわざわざニュースにならないですよね?
なぜか。それはそんなの報道してもドラマチックじゃないし視聴者ウケしないからです。

大変な事態なのはわかりますが、必要以上に大げさに考える必要はないと言うことです。
インフルエンザの大流行と同じぐらいに考えて自衛すればいいと思っています。

まとめ

人は思い込みで物事を見ている
それは人がドラマチックに物を見てしまう性質だから
データを元に正しく判断できるようになろう

私が見ているYoutuberの方もこの本を取り上げていました。わかりやすいので見て頂ければと思います。

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