【投資】米国ドル建てリタイアメントインカムはダメなのか?

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米国ドル建てリタイアメントインカムとは

プルデンシャル生命保険・ジブラルタ生命保険の商品で、特殊養老保険と言われるものになります。
簡単に説明すると米国建てで保険料を支払い、死亡保障は低めの設定になる代わりに長期間の運用で満期時の返戻率が高くなっている商品となります。
米国建てのため為替リスクはありますが、円建ての同様商品よりも返戻率は高くなっています。
満期時に一括で受け取るのも可能ですが、5年・10年・15年・20年など期間を指定して受け取ることも可能ですし、保証期間を設けた受け取り方も可能です(20年の受取期間としていた場合に、期間途中で亡くなった場合でも未払い分が一時金として支払われる)。
終身年金として受け取る事もできます(受け取れる年齢の上限はあり)。

出典:プルデンシャル生命保険 米国ドル建てリタイアメントインカム パンフレット

米ドル換算では元本以下にはならないローリスクな商品ですが、円換算だと為替相場次第ではマイナスになる可能性があります。また、インフレには弱いです。

詳しくはこちらこちらを参照ください。

この商品がダメだと言われる主な理由

ネット上で、こちらの商品に関してはぼったくりだなんだと言われる事も多いようです。
たしかにプルデンシャル生命保険の営業マンはフルコミッションで高い年収を得ていることもあり、ぼったくりと言われるのもわからなくもないです。

他には、いくら返戻率が高いとは言え年利にするとせいぜい1~2%なのでその分を投資に回したほうがリターンが大きい。と言うのもあります。
掛け金や受け取り方法によって返戻率は代わりますが、今は大体120%~150%(米ドル建て)ぐらいでしょうか。払込期間や受け取り方によっては年利計算だと1%以下もあります。10年ぐらい前だともっと返戻率が高く、150~190%ぐらいありました。
死亡保障が付いているので純粋な投資商品ではなく、その分リターンが下がっている部分もあります。
この部分を取り上げて「リターンが低い。米国インデックスなら平均年5~6%は期待できる」という理屈です。
保険と投資を一緒にせず、保険は保険、投資は投資で区別するというのは正しいとは思っています。

個人的にはリタイアメントインカムはあり

私個人としてはリタイアメントインカムは十分にありだと思っています。
日本人は投資になれていないし、日本市場はパフォーマンスがあまりよくありません。米国や世界的には株式市場のパフォーマンスは高いと言っても、投資慣れしていない初心者が米国株などを始めるのはハードルが高いかと思います。

ここ数年ブームと言っていいような米国株へのインデックス投資

ここ数年、ありとあらゆるところで「米国ETFに投資すべき」と言った論調の記事が多く見られるようになりました。youtubeなどでも高い年収であくせく働く必要の無くなった人が米国インデックス投資をすすめていたりもします。
そういった動画に触発され、投資経験もなく当然詳しくもないたくさんの初心者がこの1~2年の間にインデックス投資を始めているのではないかと思います。
たしかにここ数年米国を筆頭に世界の株式市場は好調でした。何も知らない初心者の人達は自分たちもこの米国のインデックス投資をすればお金が増えるんだ。と思った事でしょう。
そうした所で今回の新型コロナウイルスです。たしかに予期できない事象ではありましたが、株式市場は度々暴落に見舞われます。

ただでさえ米国株は高値をずっと更新し、指標的には割高な状態がかなり続いていていつ大きく調整してもおかしくない状況であったと思います。そういった状況の時に新型コロナウイルス騒動の発生で、下げる機会を伺っていた市場が大きく下げる形になっているのが今かと思います。

知識も経験もない初心者が含み損を抱える結果になってしまった

最近投資を始めた人の多くは、投資した資金の何割もの含み損を抱えている状態になってしまった事でしょう。
インデックス投資など知らなければ・・・・・と思っている人も多いと思います。
人によっては騙されたと感じる人もいるかもしれません。やっぱり投資は怖いものだと思った人もいるかも知れません。

株価が暴落してもリタイアメントインカムには関係がない

そういった投資初心者の方や少しでもお金は増やしたいけど、減るリスクも取りたくない。という人にはリタイアメントインカムは検討すべき商品だと思います。
なにせ株式市場がどれだけ暴落しようが、契約した時に返戻率が決まっているので資産の目減りがしないんですから。リターンは少ないですが、リスクも小さいです。
為替リスクはありますが、10年20年と分けて保険料を払い込めばかなりリスクが低減されます。

特に投資初心者は、株価の今のような激しい値動きには精神的なストレスが大きいと思います。
初心者で無くても大きいと思います。
そういったストレスを受けずに多少なりともお金が増えると言う点は検討に十分値すると思います。

確かにリターンは少ないが余剰資金をローリスク・ローリターンで運用するなら選択肢に入る

あくまでも手持ち資金に余裕があり、生活資金は十分にある前提ですが、余っているお金を定期預金に入れていてもほとんど増えない現状では定期預金代わりにリタイアメントインカムを選ぶというのは十分にありだと思います。国債を買うよりもリターンは良いですしね。

投資経験が十分にある人でも、余剰資金の全てを株式等のリスクの高い物にするのではなく、何割かをリタイアメントインカムの購入に充てても良いと思います。
株式投資が上手く行けばリタイアメントインカムに使ったお金分リターンは減りますが、またいつリーマンショックや新型コロナウイルスのような事が起きるかわかりません。リスク低減はすべきかと思います。

特に初心者の方は動画やブログでおすすめされているからといって、余剰資金をインデックス投資に全額というのはおすすめしないです。
動画・ブログで推奨している人は他人の財産の補償も補填も当然しませんしなんら責任を取ってくれません。
投資して損した分は投資した自分の責任です。
たしかに10年20年と長い目で見ればこれまでのように年5~6%のリターンが望めるかもしれません。
でも先月投資してしまったお金はすでに-30%前後の損になってしまっているでしょうし、上手く年率5~6%で今後回復していっても元本復帰まで5~6年掛かります。

株式への投資は数十年後のリターンは大きくなるかもしれませんが、それまでの期間に含み損や値動きで精神的にストレスを受けるのはQOL(クオリチオブライフ)を考えればマイナスではないでしょうか?
お金はあるに越した事はないですが、増やそうとしてストレスを抱えてイライラしたり常に株価を気にするようにな生活になっては、幸せとは言えないと思います。

実際に私はリタイアメントインカムを契約しています

10年ほど前の今より利率が良い時と、お金に余裕が出来た最近との2つ契約してます。
私の場合は、あくまでも余剰資金の一部をリタイアメントインカムに回している形で、他の余剰資金は株式にも回していますし、米国含め株式にも随時投資していく予定です。インフレの場合に恩恵を受けられるのはやはり株式でしょうし。

ただ、私が参加している無料のコミュニティなどでもETFのことも株式の事もほとんどわかっていないのに

「動画配信者がおすすめしているから」

と言う理由だけで米国ETFを買っている人が多くいるように感じます。
コミュニティ内で投資に関する質問をする人がいた場合に回答する人もほとんどは初心者で動画配信者が言っていた事を自分の意見のように伝えるだけの人が多いように思えます。
そういった人は、その動画配信者が

「リタイアメントインカムはぼったくり。不要!」

と言った事をそのまま何も自分の頭で考えずに受け入れてしまっているように見えます。
自分の頭でリスク・リターンを考えて、やっぱり無駄だぼったくりだと思っているなら構わないと思います。
そもそも「投資したほうがリターンが大きい」って言ってる人は、一般庶民よりもお金をすでに一杯持っていて100万や200万含み損になったところでなにも痛くない人なんですよね。
なんとか投資資金を50万や100万準備しました。っていう人とは根本的に違うんですよね。
そこを無視して同じような投資スタンスで臨んでもダメだと思います。

まとめ

・リタイアメントインカムはローリスクローリターンだが、検討の余地あり
・投資初心者は特に検討の余地あり
・投資経験者でもリスクヘッジの手段として検討の余地あり
・インデックス投資は万能ではないし、今後のこれまでと同様とは限らない
・動画配信者、ブロガーは当然あなたの含み損に責任もなければ、補償もしない
・リタイアメントインカムはインフレに弱い。インフレの恩恵を受けるには株式投資が必要。
・お金持ちと自分の投資スタンスを一緒にするのは違うのではないか?





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