【看板】LED文字や箱文字をネットで買うのはオススメしません

看板
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LED内照文字や箱文字など看板屋じゃなくても簡単に買えるサイトがありますが

具体的な名前はあげませんが、検索するとネットでLED内照文字やステンレスの箱文字などが比較的安価で誰でも注文できるサイトがいくつかあります。
お店や事務所を出そうとする人や、設計事務所や工務店でも予算を低く抑えたいからという理由でこういったサイトに品物を注文し、取付だけ看板屋に依頼する場合があります。
もちろん安く抑えたい気持ちはわかります。わかりますがおすすめしません。

私の知る限り、きちんとした看板屋でこういったネット通販でLED文字や箱文字を仕入れている所はありません(アルミ部材やカタログ品などは別です)。理由は
・質が悪い
・担当者に知識がなく、現場に合わせた対応が出来ない
・大手の看板製造会社と比べて特別安いわけではない

からです。
大手の看板製造会社は看板業者のみを相手に取引している場合が多いので、一般人は注文できなかったりしますが、看板屋から注文をするとネット通販も大手製造会社も値段はあまり変わりません。それでいて質は全然違います。当然なにか問題があったときの対応も違います。

ネット通販業者は現場状況を考慮してくれない(そもそも現場を知らない・わからない)

こういったサイトは文字のデータを貰って海外の工場で造っている事がほとんどです。
文字の形はデータ通りに出来てきますし、塗装なども特に問題ないことがほとんどです。細かい部分の精度や質は悪いですが、設置してしまえばそんなに目の前で見るものでもないので気にならない事がほとんどです。

問題になるのは、発注する人も製作する側も現場作業の事を知らない、という点です。
看板は看板の種類によって、取り付ける場所の状況によって適切な取付方法が変わります。
その部分を考慮せずにただ単に「壁に取り付ける」だけの情報だと設置が出来ない、もしくは出来たとしても現地で看板を加工しないといけない場合があったりします。

特に文字が光るタイプのものだと、壁の裏側で電線を配線する必要がありますが、裏側の壁が出来上がっているのにめくらないと作業が出来なかったりします。
まだこの場合は壁さえめくれば作業できるのでいいですが、設置場所によっては壁裏がどうしても作業不可な場合があったりもします(鉄骨の裏側だったり、床のコンクリートに当たったり)。

前もって取付場所や取付方法の相談があればアドバイスもできるのですが・・・・

工事初期の段階で、

「こういった部分にこんな看板を付けたい。支給品になるがそれでも相談に乗って貰って取付け工事をお願いできますか?」

という話を頂ければ、現地や図面で確認して

「この看板はこういう取付方で注文してください」
「この看板をつけるまでここの壁の工事は待ってください」
「電気は100vでこのぐらいの容量必要なので、ここまで電気持ってきておいてください」


などなど事前に打ち合わせができます。
ただ、ネットで自分で注文をする人はほとんどの場合ある程度建物が完成し、そろそろ看板も考えるか・・・という段階で、看板を先に注文してから工事だけ依頼して来られます。
そうなるともう手遅れです。せっかくきれいに造った壁を取り壊さないといけなかったり、せっかく新品のきれいな看板なのに現場で加工しないといけなくなって傷だらけになったりします。

実際に上記のような例が何回もあります

実際に施工当日に現場で品物を見て、設置不可と判断してお断りした事もあります。
こういった場合は、こちらのミスではなくお客様手配の品物が原因での施工不可なので最低限の費用はご請求させて頂くことになります。
手配した職人さんには日当をお支払いする必要もありますし、現場までの交通費その他諸々経費もかかっていますので、なるべく安くはさせて頂きますが少なくとも掛かった実費はご請求させて頂くことになります。

こうなると工事もしていないのに費用が発生し、なおかつ品物も作り直さないと駄目でさらに取付工事代も当然かかってきます。
当初から看板屋に相談し、打ち合わせをして品物も看板屋の責任で手配していれば起きない問題です。当然、施工する前に弾く金額では自分でネットに品物を注文して取付だけ看板屋に頼んだほうが安いです。
ですが、結果的にははるかに高くついてしまう場合も少なからずあります。こういったケースは極稀なレアケースではありません。頻繁にあるというわけではないですが、さほど珍しくない頻度である話です。

現場で加工してなんとか設置できた場合でも、本来不要だった作業が発生しますので、追加費用をご請求させて頂く場合があります。簡易な加工の場合であれば請求しない場合もありますが。

きちんと看板屋にお願いすると打ち合わせの費用もかかりますし、品物も頼むと当然品物代にも看板屋の利益がいくらか乗ってきます。その分金額は高くなりますが、きちんとした品物を用意し工事をするには通常必要な費用です。

安物買いの銭失いという諺は看板に限らず、あらゆる工事にも当てはまるかと思います(高けりゃ質がいい工事とも限らないので、一概には言えないですけどね)。

施工のみの場合は割高な見積もりを出す所も多い

私も含めてですが支給品の取付のみの場合は多少施工費を高めに出す看板屋は多いと思います。というか、それをしない看板屋はアホじゃね?と個人的には思います。
品物の手配もお願いされていれば品物代の方でも利益がいくらか取れるので、施工費を多少安くしても利益が確保できます。
支給品の取付のみの場合は、前述のように品物の質・造りに問題がある事も多いのである程度余裕をみた金額にしておかないとリスクが高いと言う事もあります。
なにせ品物の発注をしているお客様が看板工事に関して素人なので問題発生率がすごい高いんですよね。

なので、品物を自分で発注しても工事代が割高になっている分、すんなり工事が終わったとしても実はそこまでお得じゃなかったというケースもあります。

簡易な看板であればネットで買ってもあまり問題ではない

シートの切文字やアクリルのプレートなど、屋内で簡易な工事で済むような(自分で取り付けできるような)物であればネットで買っても問題が起きることは少ないと思います。
ご自身で施工が出来ないようなものは基本的には品物から看板屋にお願いしたほうが間違いないと思います。屋外に設置する場合は特にそう思います。

屋外は屋内と違い風雨にも日光にもさらされます。看板の材料には明確に屋内用・屋外用と分かれているものもあります。屋内用は安いのですが、屋外で使うとすぐに劣化します。ネットで販売している所にも、屋外用とか屋内用などの表記がある場合がほとんどですが、安いほうが良いからと屋内用を屋外で使おうとする人が結構いるんです。

たまにものすごくシワシワになっていたり、色が薄くなっていて見えなくなっていたりする看板を見かけませんか?ああいうのはネットで買ったものでなくても、屋外使用にふさわしい質の物を使っていない場合が多いんです。

屋外に加えて照明が加わるなら絶対に早い内から看板屋に相談すべき

照明付きの看板を工事完了直前に頼まれることも多々あります。
こういう状況で写真や図面だけで見積もりをしようとすると、条件を色々と付ける必要が出てきます。
設置壁面の裏が触れる事だったり、高さによっては足場がある事だったり、電気の送り工事は電気屋さんで頼みますだったり・・・・
工事の実務の面だけでも照明があると言う事で確認する事項がいくつも増えます。

それに加えて電気は最悪の場合は感電して死ぬ場合もあります。漏電してブレーカーが落ちて部屋が真っ暗になる事もあります。
電気は目にみえないだけに危険です。なのに、ものすごく安易に考えて外部で使っている人・店がいっぱいあります。
雨が降っているのに家庭用の普通の延長コードを使っていたり、面板が割れて中の蛍光灯器具が丸見えになったままになっていたり・・・・
漏電してブレーカーが落ちて結果として屋内の機器が壊れる事もありますし、前述のように人が感電すると最悪の場合死ぬ事もあります。

安くすませたい気持ちは良くわかります。ですが、結果的に安物買いの銭失いにならないようにしたいものですね。



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